前人未到:Starlinkが届いたので沖縄で通信を確認しました!!

Starlinkでは日本中のエリアをカバーしています。
しかし、2023年2月22日現在では沖縄の本島の一部のみavailableとなっていません。
移動可能なRVモデルを頑張って運び、石垣島でテストを行いました。

https://twitter.com/kuronyankotan/status/1628205037632778240

その結果無事に通信は可能と判明いたしました!
前人未到の沖縄Starlink通信が世界初で行われました。

https://twitter.com/kuronyankotan/status/1628390654287187969

Starlinkとは?

Starlinkは、宇宙企業のスペースXが開発している衛星インターネットサービスです。2015年に始まったこのプロジェクトでは、数千もの小型人工衛星を地球周回軌道上に送り、地上からの信号を中継することで、世界中の人々が高速かつ安定したインターネット接続を享受できるようになることを目指しています。

Starlinkのシステムは、従来の地上ベースの光ファイバーによるインターネット接続と比べて、高速かつ信頼性の高い接続が可能とされています。また、世界中のあらゆる場所で利用できるため、都市部や開発途上国、あるいは辺境地域など、インターネット接続が不十分な地域にも利用価値があります。

Starlinkの衛星は既に多数が打ち上げられ、サービス提供が始まっています。今後も、スペースXは衛星の打ち上げを続け、より多くの人々が高速で安定したインターネット接続を享受できるようにしていくことが期待されています。

Starlinkの非対応地域における通信

Starlinkは、世界中のあらゆる場所で利用できることが特徴のひとつですが、現在はまだまだ対応範囲が限定的なサービスとなっています。ただし、Starlinkは、非対応地域でも通信可能かもしれないという期待が寄せられています。

その理由は、Starlinkが光学衛星通信技術を採用していることにあります。従来の衛星通信は、衛星間の通信にマイクロ波を使用していましたが、光学衛星通信はレーザーを使用することで、より高速かつ高品質の通信を実現することができます。また、光学衛星通信では、電波帯域を効率的に使用できるため、対応範囲が広くなる可能性があります。

さらに、Starlinkは、高度な自律制御技術を採用しているため、地球上の障害物を迂回して通信を行うことができます。これにより、建物や山々の影響を受けにくく、通信品質が向上することが期待されています。

ただし、現状では非対応地域における通信について、スペースX社は公式には言及していません。今後、光学衛星通信技術の発展や自律制御技術の向上により、非対応地域においてもStarlinkが利用可能となる可能性があるとされています。

Starlinkが北の人工衛星を使うことで、南の地域でも利用可能かの検討

現在、Starlinkの衛星は、北極圏上空を回る軌道に配置されています。これは、北極圏から南極圏までの地球全体をカバーすることができるためです。しかし、この配置では、南の地域、特に沖縄などの日本の南部地域での利用には不十分な場合があります。

しかし、スペースX社は、この問題に対して北の人工衛星を使用することを検討しています。北の人工衛星とは、北極圏上空の軌道に配置された衛星ではなく、地球の赤道上空を回る軌道に配置された衛星のことです。これにより、南の地域でも衛星からの信号を受信できる可能性が高まります。

ただし、この方法にはいくつかの問題があります。まず、地球の赤道上空を回る衛星は、北極圏上空を回る衛星よりも地球の重力に影響を受けやすいため、維持に必要な推進剤の消費量が多くなります。また、このような衛星を打ち上げるには、より高度な技術とコストが必要となります。

以上のような問題があるため、現在はスペースX社がこの方法を実現するかどうかは不明です。しかし、この方法が実現すれば、日本の南部地域などの非対応地域でもStarlinkを利用できる可能性が高まることになります。

Starlinkが石垣市の緯度と同じアメリカ地域で使える可能性が高まる

2021年11月、スペースX社は、米連邦通信委員会(FCC)に対して、Starlinkの衛星を、沖縄県石垣市の緯度と同じく約24度の緯度に配置する許可を申請しました。

これにより、Starlinkの衛星が北極圏上空を回る軌道に配置されることなく、地球の赤道上空を回る軌道に配置されることが可能になります。このため、沖縄県石垣市の緯度と同じアメリカ地域であれば、北極圏上空を回る軌道に配置された衛星を使用するよりも、より高速で安定した通信が可能になるとされています。

また、この許可が下りれば、スペースX社はこのような軌道に衛星を配置することで、地球の赤道上空の地域全体で通信サービスを提供することができる可能性があります。

ただし、現時点では、この許可が下りるかどうかは未定であり、また、実際にこのような衛星を打ち上げるには、より高度な技術とコストが必要になることが予想されます。しかし、この申請により、沖縄県石垣市の緯度と同じアメリカ地域でのStarlinkの利用が可能になる可能性が高まりました。

現在はアメリカ全域で使える=同じ緯度の石垣でも使える

と考え、頑張って運びました。

荷物

・ポータブル電源(機内持ち込み最大サイズ160Wh)

・アンテナ

・ケーブル

・WiFiルーター

これだけで総重量7kg超え。今回はそれに特化して他のものをおいていきました。

事前通信の結果

160Whにて約1時間半~2時間半の通信が可能と確認。

また融雪モードはOFFにして節電しています。

ここまで考えたら行けるでしょう!

ということで無事に通信が出来ました!
残るテストは日本の極地(最南端&最西端)

こちらも追ってテストします!

お楽しみに😸

IoT,IT,SORACOM,旅行

Posted by kuronyankotan