世界初!沖縄でSTARLINK通信を成功しました!
世界初!沖縄県:石垣島、波照間島、与那国島での通信成功!
STARLINKを用いて人工衛星と通信できることが確認出来ました!
これで日本では空が見えていればどこでも通信が出来るようになります。
無事に日本最南端と日本最西端でも通信が確認出来ました。
今現在でもSTARLINKのAVAILABILITYマップではサービス適応外となっている地域ではありますが、
利用可能と判明いたしました。
ちょこちょこっと発表した中でみんなによく聞かれた疑問にお答えします😺
◯通信出来て何がすごいの?
日本初(世界初)の場所で人工衛星通信を行いました!
歴史に名前が残るのでは。と思うぐらいのレベルです。
でも地味です(笑)
◯なんでいままで実現しなかったの?
サービス適応外となっているうえ、船舶での移動を伴うため、
わざわざ持っていって確認するバカが居なかったためです。
◯懸念していたことは?
人工衛星≒GPSですので、サービスエリア外となっている場所は
GPS座標にてフィルタリングされ、通信不可となる可能性がありました。
サービス面、スピード面でもそのフィルタは現時点ではかかっていないことが判明。
◯準備していたことは?
・STARLINKのアンテナ(RVプラン)
・機内持ち込みギリギリの160Whのポータブル電源(3極コンセント)
・事前にコールドスタート~通信までどの程度の電力が必要なのかテスト。
・持ち込みできそうなカバンの選定
今回は高速船での移動(波照間)及び飛行機100席未満のプロペラ機での移動(与那国)があったので、
それに伴い荷物も最適化しました。
◯で、結局なにがいいの?
内閣府の発表では石垣→与那国→波照間間の海底ケーブルは敷設されており、
通信環境自体はありました。
ただし、台風の影響などで損傷することもあり、不安定かつ、より小さな有人島および無人島では電波が無い状況。
バックホール回線もしくは緊急時回線として利用が可能。という事実が確認出来たことで、
災害時などでも通信が確立できるようになります。
また島の極端で確認することで、その他の海洋でも通信が出来る可能性が濃厚となり、
遠洋する船での通信設備にも大きな革命が起こります。
有事の際にも、最接近している与那国島を含め、危険な海域となる場合
通信妨害などの被害が発生することが考えられます。
この場合島内に状況が伝わらず避難などが遅れる懸念もありました。
また、島民のヘルスケア事業、LTE-Mの拡張など活用方法は無限にあります。
排他的経済水域に頼っていた通信ですが、宇宙を経由することで一つのバックアップが確立出来たのではないかと思います。
(それでも他国の人工衛星なのでそれだけでは安心とは言い難いですが、冗長構成にはなります)
また、島内でも通信ケーブルを敷設しなくては行けない箇所も多くあり、
人工衛星の設備を配置することで、大幅なコスト削減にも繋がります。
(既にKDDIもバックホール回線運用が始まっています)
仮説レベルですが、フィルタリングされていないんなら実は通信できるところってかなり多いのでは・・・?
ここからは何も言及しないでおきます。
◯通信が当たり前になる時代
波照間島でWiFi環境を設営したときに、同行したメンバーは何の感謝もなく無言で使っていました(笑)
ITエンジニア的には苦労の割に(笑)とは思いましたが、
この姿が現代では当たり前なんですよね。ハッとさせられました。
全世界がシームレスに繋がる時代。
趣味レベルで始まった企画ですが、これからの時代の一端を日本の端っこで見られた貴重な機会でした。
ともに一緒に行ってくれた仲間に感謝です😺
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