リモートワーク最前線STARLINKを背負って未開の地を歩く

四国クラウドお遍路2024 in 高知でお話させていただきました。

資料とともに解説していきます!

今回はAWSVPNでどこまでリモート出勤が可能かについてお話しました。
もちろんその他VPNサービスを利用したり、VPNを利用しなくても通常のインターネットには接続できるので人それぞれですが、今回は大手企業の方向けに。

バーチャル背景をホントの砂浜で実現する為の実証実験でした。

くろにゃんこたん。登場より13年目となりました!
個人事業主でも引き続き頑張っています。

LT登壇自体が3年ぶり?くらいなので自己紹介もだいぶ変わりました。
LTでは中の人登場でお話。

全てはここから始まった

2023年初頭のイベントで、ポロッと「STARLINKで沖縄の離島ではサービス外だけど、やってみる人柱はいないかな」という内容でお話したことがきっかけ。

ここからどれだけ検討を積み重ねたかは速報のブログ記事がありますのでこちらもご参照ください。

適当な庭でSTARLINK起動試験。
このときは通信が見つからずLINKUPならず。

ここから「あ、衛星って存在するんだ」と衛星に思いを馳せるようになりました。

空が見えれば!
ということでスーパーの屋上駐車場の車の上に載せ起動試験。
LINKUPするときはかなりのスピードで接続できるので、接続重いな。。。と思っているときはそもそもの場所が悪いのかもです。

もちろんこの状態で走行するわけにはいかないのでLINKUP確認出来たら、すぐに片付け。

当時は衛星がアメリカ全土では対応済みでした。
地球って丸いじゃん?だから同じ緯度だったら拾ってくれるんじゃない?
ということで持っていくことを決定。

可能性があれば、あとは準備。

そんなに何回もチャレンジ出来ないので、入念な準備が必要でした。

行き先は波照間島と与那国島。
日本の最南端と最西端です。

準備はなんとかできるのですが、当日の現地入りが

波照間島
当日の朝6時に決定。しかも帰れるかは分からない!

与那国島
条件付き航行。。しかも帰れるかは分からない!

SORACOM企業理念である「JUST DO IT」が好きなSORACOMサービスとか言っていってしまったので、、、

まずは石垣島でLINKUP。
ここがすでにサービス圏外だったため、理論は確証に変わりました!

結果無事にどちらも導通確認OK。

パケットの気持ちになって、宇宙から見たらみんな一緒。差別なんかしない。という大きな視座に達しました。

波照間島の最南端はさすがにキャリア回線が0。
ここで記念すべきリアルタイム配信を行いました!

ただ

喜んだのは私だけ。

あ、ネット使える?じゃあちょっと仕事しようかな。
ともくもくタイム。。。

あれ?称賛と感謝は?

ふとそこで気づきました。

インターネットが普及しだして30年以上。
WiFiなんて当たり前。

そんなところでWiFiスポットがあれば普通に使う。感謝なんてしない。当たり前だから。

切ない気持ちもあるけども。これが「民主化」というものなのか。
蛇口を捻れば水がでる。
スイッチを付けたらライトがつく。

このレベルまで人類はWiFiが民主化したんだな。と。

IoTの民主化を目指すとは、誰もが当たり前の環境になること。
空気を目指すというのはなかなかに大変です。でもそれが実現したい未来。頑張ります。

ところでなんで急にLT登壇を決めたのかって?

いよいよ衛星通信スタート!

https://soracom.com/ja/news/20240717-soracom-air-ntn

今回の資料の背景はSORACOM UG Explorerで毎年使ってもらっている僕のデザインです。

下の丸いのが地球。
ちょっと浮いてるのが衛星軌道。。。

そう!やっと時代がデザインに追いついたんです!

6年越しにデザインの伏線回収を果たしました!!

今後ともSORACOM UG 、JAWS-UGともによろしくお願いいたします😸

 

FYI:波照間島、与那国島の詳細なレポートはこちら

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Posted by kuronyankotan