#inahack オプション松茸狩りツアー参加レポート

2018年10月29日

2018年10月20~21日に行われたハッカソンイベント後夜祭としてまつたけ狩りツアーの企画に参加してきました(・ω・)ノ
昨年は台風と不作でバーベキューに変わってしまいましたが、今回は晴天の中無事に開催。
その様子をレポートいたします!

実は田舎者のくせにまつたけ狩りっていったこと無いんです。(´ω`;)
そのへんのジコボウならすぐに見つけられはするのですが、松茸は管理が厳しく一般の地元民ですが、立ち入ることが禁止されているところばかりです。少しでも経験になればと思い、参加させていただきました!

みなさんは前日のうちに温泉に行っていたようなので、対抗して僕も温泉に入ってきました。
写真が当たり障りない感じなので諸般の事情により、カメラを出していても大丈夫なとこで撮っています。

朝6時集合

松茸の朝は早いです。
必死にタイマーをいっぱいセットして、起きて10分で出発。

結構早く出てきたつもりなのですが、参加者の集合が早すぎて、すでにチラホラしています。
寒いっ。なんとこのときの気温は5℃
この時期にはまだ着ないユニクロウルトラライトダウンジャケットで過ごしました。

まだ夜明け前に集合したので、道中には朝日を見ることが出来ました。

出発前の集合写真

朝日に照らされての出発。
到着時の集合写真は行きと帰りでちゃんと撮ったので、後の狩りのあとの写真にも注目です。

みなさんワクワクと希望に満ち溢れていますね!とってもいい笑顔です!

山の奥深くへ・・・

写真を撮った場所が駐車場で、これから山道をひたすら歩きます。
約30分ほど歩いたでしょうか。ようやく獲物の近くまできました。この頃まで歩くと自然と「寒いっ」という声は聞こえなくなりました(´ω`)

ビジュアル的に僕はアイルーじゃないかなと思い、掛け声とともに電波が切れる前最後のツィートを行いました。

電波はSoftBankが一人勝ち

僕も仕事柄、さまざまな回線を持っているのですが、ここの山ではソフトバンク回線のみつながっておりました。
当然山の中では全ての電波は遮断。山へ向かう道と山頂付近でのみ通信が出来ました。
通信が出来るのって本当大事ですね!

いきなり急斜面

「じゃ、ここから登ります。」
その一言で状況は一変しました。
だってほぼ壁ですもん。そこをみなさま足を滑らせないよう慎重に登り始めました。

はい。ここからは例のきのこがいらっしゃる可能性がありますので、戦場と化しました。

もはや両手両足を駆使しながらでないと登れません。
普通に滑落する恐れがあるので、一歩一歩慎重に、頼りになる木を掴みながら登っていきます。

カメラマンはみなさまを後ろから撮ったあと、急斜面を駆け上がり今度は上からのアングルでもおさえないといけないので、結構な重労働です。
山には慣れているつもりでしたがなかなか息切れが続いておりました。(平静は装っていました)

松茸発見!!

登り始めて30分ほど、、、ついにこの瞬間が訪れました。

松茸が生えているときの写真って結構レアだと思うのです。
まつたけ狩りをするときにカメラなんて、ただの邪魔なので、両立するのは大変ですし。
なので僕の目標は「まつたけを撮る」でした。

無事にまだ採る前の松茸をレンズに収めることが出来ました。
これはなかなか感動します。

なんと続いて2つ目の松茸が!
これには参加者もテンションMAXです。

朝6時集合で来て、ようやく日が当たり始めました。
おかげでカメラが曇ってしまいとても神々しい形で参加者を撮影できました。

参加者どーこだ?

ほんの20m位上で撮影したのですが、木々に隠れてほとんどの方が見えません。
特に森の色と同化してしまうと目視では確認が難しくなります。

きのこ品評会

2時間ほど散策して、参加者が集めたきのこの品評会が始まりました。
これは美味しいやつ。これは不食、これは毒と即座に判別されていく様は圧巻です。

持ち帰られなかったきのこたち・・・

雑きのこフォトギャラリー

松茸以外にも美味しいきのこがたくさん居ました。
一見すると食べられなさそうなものも、実はうまい!とのこと。
先人の知識の蓄積には感銘を受けます(´ω`)

下山開始

登るのには確かに体力が要りますが、特に下りは危険です。
みなさんの感想でもありましたが、「もはや猿」でした。木から木に飛び移る位でいかないと降りられません。
急斜面の下りでは特に意図しないところで滑るので慎重におります。
僕は足の指が大分痛かったです。ちょっとでもサイズの合っていない靴だと、靴が脱げたり、靴ずれを起こしたりと、なめて掛かると痛い目にあいます。

落差1.5m位の急斜面もあり、ジャンプで乗り越える参加者も・・・
ちなみにみなさんmy杖をゲットしておりました。中には気に入って自宅まで持って帰ろうか悩んでいた方も。それだけ苦楽をともにした仲間ということなのでしょうか。

集合写真

集合写真にも意味があって、Before afterで誰か欠けていないかというチェックにもなります。
無事に全員生還いたしました!

フィールドワークとしての所感まとめ

ところどころ戦地へとか戦いなどの言葉が出てきてオーバーじゃないか。と思われるかもしれませんが決してオーバーな表現では無かったのが参加された方にはお分かりだったと思います。

参加者の感想

  • キノコ採りに夢中になって遭難という意味が分かった気がした。
  • 電波の通じない状態で一人になった時に不安を感じた。
  • 熊鈴が聞こえるおかげで、位置が把握出来て安心だった。
  • 声がけしても聞こえないことのほうが多かった。
  • SoftBank最強
  • 松茸は買ったほうがコスパがいい
  • 遭難したときの捜索活動は全く容易ではないのを実感した。
  • ハッカソン前にこの体験をしていたら真剣味が10倍違った。
  • などなど

inahack史上最も過酷なフィールドワーク

といっても過言では無かったですね。
松茸が採れたので、話題はそこに行くと思いきや、実際に山へ登ったの時に感じた不安や、電波のない中、人が見つからない不安感など完全にフィールドワークの一部となっておりました。

実際に山道へ戻ったときに、数名降りてこなかった場面があったのですが、「あの人なら大丈夫でしょう」、「しばらく待っていたら帰ってくる」といった良い方向に考えが向かうバイアスがかかっておりました。
その時は実際に降りる道が違っていて一旦登り直しながら戻ったので、想像以上に時間が掛かったとのことでしたが、適切な判断が無かったらそのまま遭難になりかねませんでした。

楽しいまつたけ狩りということで皆さん楽しんでいたようですが、その裏ではかなり山の怖さについて実感されたのが、感想にあらわれておりました。

来年はぜひハッカソンをやる前にこのフィールドワークを体感したほうが良いのでは?という声も多く出ており、次回に活かされていくのではないかと思います。
多分筋肉痛が先に来てハッカソンが大変にはなりますが・・・

参加されたみなさま大変おつかれさまでした!