α6000で舞台写真をキレイに撮る
どうもくろにゃんこたんです。
最近2日間続けて舞台裏から本番まで密着撮影の機会があったので、自分なりにキレイに撮るコツと大変だったポイントを実際の写真を交えてご紹介させていただきます。
今回の装備
カメラ
SONY α6000
レンズ SEL24F18Z(単焦点)
以上。
まさかの単焦点レンズ一本だけって結構チャレンジですよね。
一応望遠も持っていったのですが、結局単焦点レンズ一本で撮りきりました。
今回は舞台のリハーサルまで撮影できたので、かなり近いところまで被写体に寄って撮影ができたので気分は500mm単焦点レンズでした。
難しいところ
舞台といういつもとは違ったフィールドなのですが、これがとても難しい。。。
舞台照明は撮影照明とは全く違って、被写体はスポットライトで限界まで明るく、その他は限界まで暗く。という極限状態です。
それでいてステージ上では誰も止まってくれない(笑)
さらにはタイムスケジュールもきっちり決まっているので、写真撮りますよーという時間が取れないです。
ということは、構図、シャッタースピード、露光を常に変えながらトライアンドエラーを繰り返すことになります。
僕だけかもしれませんが、大分疲れました。。
明るく写そうとしたらフルサイズ機でもないので、ノイズが気になるし(フルサイズ機でもノイズは出ますが・・・)かと言ってシャッタースピードを遅くしてしまうと確実にブレる。。
今回は2000枚以上撮影しましたが、トライアンドエラーが多く手ブレより被写体ブレばかりで、結局現像まで至ったのは4分の1の約500枚だけでした。
嫌いな照明
嫌いというか、難しい照明というのもありまして、こちら。
そうなんです。SONYだからなのか青い照明にはとことん弱いです。
完全に潰れてしまう場所ができてしまっています。程度の差はあれどこのカメラでも苦手な照明なんじゃないかとは思ってます。
キレイに撮るコツ
RAW撮影は絶対。
あれですね。ノイズとか露出とかいじらないと僕の場合は使い物にならない写真ばかりになるので、現像前提でRAWで撮りまくります。
シャッタースピードは限界まで上げる
歌を歌う演者さんであれば1/60秒以上、ダンス系はお好みに応じてですが、1/4000秒も撮りたくなります。
シャッタースピード自体は好みですが、暗い舞台なのでAUTOだと1/4秒位まで遅くなってしまいます。
このあたり意識するか、シャッタースピード優先にしておいたほうが良いかと思います。(ノイズより被写体ブレの方が深刻です。)
ISO感度
これは言うまでもないかと思いますが、ある程度のノイズは割り切って上げてしまったほうがあとあと後悔は少なかったです。
α6000は高感度撮影に弱いとよくいいわれるのですが、僕は割り切りました。
F値
好みです。(笑)
演者さんだけパンフォーカス(みんなにピントが合うこと)なら並びによって可能ですが、舞台と客席は離れているのでそこまで全部ピントをあわせるのはかなりきついです。
(個人的には記録写真以外はF値開放で撮ることが多かったです)
レンズ
本番はそんなに動き回れないので、客席から撮る場合はそれこそ三脚固定用のネジ穴付き大口径レンズの出番です。
舞台の邪魔をしてしまうのは本末転倒ですので、極力後ろや目立たないところからの撮影でした。
もしリハーサルに参加できるのなら、参加して照明の当たり具合などを確認したうえでレンズを選び本番に備えるというのも良いと思います。自分なりの台本を作ってもいいですね。
絶対に失敗してはいけない撮影のときはなおさら事前の確認が大事です。
まとめ(個人的な所感)
結果として個人的な感想ですが、シャッタースピード固定で撮った写真が多く残りました。
照明が強いところだと安心して絞り優先で撮ってしまいがちでしたが、その多くは被写体ブレでおさらばしました。
動かない物であればそれなりにキレイに残りますが、照明が明るいところで撮った演者さんがブレてしまうのは結構痛いです。
撮って出しには全く向かない場面の代表例かもしれません。
こういう場合、強力なノイズリダクションが付いている最新型のスマホの方が撮って出しには向いているかもしれません。
おまけ
今回はカメラの他にこちらの雲台を利用しました。
三脚は立てている場合ではないので、こちらを伸ばして体に押し当てて安定化と、写真をちゃんと撮っている感じを他のスタッフに知らしめるにはとても良い効果がありました(笑)
こんな感じのやつで、「Z型雲台」というらしいです。
僕の場合はもうちょっと安いやつですが、十分役に立ってくれました(´ω`)
余談の余談ですが、シャッター音がどうしても気になってしまうので、これを機にα6400を購入を決めました(´ω`)
α6000の弱点でもあった高感度撮影でのノイズも多少良くなっていると嬉しいのですが。
それはまた別のお話で(・ω・)ノ