SORACOMUGのロゴを作りました
SORACOM UG のロゴを作ってみた
どうもくろにゃんこたんです。
先日SORACOMUG Tokyo#10 にてSORACOMUGのロゴを発表させていただいたので、発表資料の補足をさせていただきます。
5分(終わったときは6分7秒・・・)じゃ話しきれなかった解説をじっくりさせていただきます。
オープニング
こちらスライドは本当はGoogleスライドで作っていたのですが、突然の思いつきによりBeautiful.aiで作り直しました。
写真と簡単なテキストしか入れられないシンプルさなのですが、言いたいことの選択と集中が出来てよかったです。
自称フルスケールエンジニアを名乗ってみました。
SORACOMイベントで初めて出てきた言葉なような気がしますので、早速使ってみました。
やっぱりプレゼンは生物ですね。
いつも予めバックアップでローカルにPDF化して置いてあるのですが、何度差し替えたことか(´ω`)
地図が入るようだったので早速使ってみました。
全国イベントだったので、かなりの引き。
好きなSORACOMサービスというのは実は発表事変わってたりするのですが、SORACOMカルチャーが一番ですね(´ω`)
特にBe Right A Lotのところの、自分が間違っていると思ったらすぐに路線変更する。ってところ。
意外に出来ないんですよねぇ。肝に銘じます。
で、いきなりサメが出てきます。
JAWS-UGという日本のAWSサービスを使うユーザーグループがあるのですが、その場のノリで長野県版を作ったことが事の発端のようです。
ちなみに蕎麦の部分は3回リライトしてあります。
躍動感重要(´ω`)
某JAWSDAYSっていう大きなイベントがあったようなのですが、僕は行ってませんでした。
さらに・・・その懇親会ってところがポイントですよね。
ここで話が決まったらしいです。
the「巻き込まれ力」ったら半端ないです。
時間も無いので、経緯についてはその辺にしておいて、ここでいよいよ発表です!
最初は「はい。どーん」的な静的なイメージだったのですが、わざわざ発表枠まで頂いてしまったので、それだけではつまらないということでロゴ自体を動かしたアニメーションを作りました!
オープニングムービー
いきなり音がなりますのでご注意ください。
こんな感じです。
一番時間がかかったのは「User Group JAPAN」の部分です。
キレイじゃないですか?出方が今風というか。。。
僕は好きです(´ω`)
無駄に4K!!!
本当は更に、これを使ったデモリールとしてSORACOMUGの皆様の写真をスライドショーで流したバージョンも流したのですが、肖像権があるので、限定公開としています。
ちなみに仕事として請け負ったら総額60万円位です。(でも安くないですか?って言っていただけたので嬉しい(´ω`) )
ちなみにデモの動画自体もスピーディーに流さないといけないので、Windows10から実装された仮想デスクトップを駆使して、横スライドでプレゼンの流れを止めないよう見せ方を工夫しました。
更にネット環境が微妙かもしれないとの想定からYoutubeのようなクラウドを使わず、ローカルに置いておくという用意周到さは褒めてください。
更に更に、動画を2つ分さらっと流すので、プレーヤソフトが一緒だとまとめられてしまうのです。
なので、Windows標準のプレーヤーとWindowsMediaPlayerで動画を出し分けました。
イメージでいうと仮想デスクトップを4つ作っておいて
こんな感じ
□□□□
プレゼン時
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動画1オープニングムービー
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(動画の最初は画面真っ暗なので2回スライドしても気づきにくいため端っこに配置)
動画2デモリール
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でプレゼン戻る
□■□□
という流れを綿密に考えてデモしてます。
よくアプリ切り替えでプレゼン画面を変える人が居ますが用途によってはデスクトップごと動かしたほうがスムーズに見えます。
スタートメニューとか見えるのもちょっと現実に戻っちゃうのでその点まで配慮しています。
細かいですよね。でもそういう所なんですよ没入感って。
そういう設計もコンサルしていますので、お仕事としてご依頼いただければ(笑)
ここで正式なロゴをバーンと発表。
構成要素としてはシンプルで、
・天球
・羽
・星
・輪っか
・テカリ
・UFO
・タイポグラフィ
です。
羽と星はペガサス座をイメージしています。
世界を空から駆け巡るイメージです。
UFOは印象を柔らかく見せるためと、天球をより天球らしく見せるためのアクセントです。
どうせ、地域別ロゴが出来たときは交換されるのでこのくらいシンプルの方が良いです。
輪っかはグループをイメージしています。
もともとのSORACOMが北斗七星をロゴにしているので、そのユーザーグループとしてはそれを使って更に羽ばたくようなメッセージを込めています。
小ネタ集
みんな大好きフィナボッチ数列のパスです。
これだけだとちょっと説得力に掛けるので、対称にもうひとつ
どーん。
羽の構造まで全部計算され尽くしています。
さらにはその延長線上にUFOがいるという。
完璧ですね。これでUFOの位置がどうのこうの言われることを防ぐことができます。
一番数列のパスが重なるところをペガサス座の起点として配置しています。
デザインに数学を。というのはこういうことです。
キレイに見えるのは当然なのですが、こういうことをしている。というとお偉いさんでもなかなかツッコみづらくデザインに細かい修正を入れる手間が減ります。
デザインあるあるなのですが、デザインをしてお偉いさんにやいのやいの言われてデザインを曲げることはよくあります。
いったい自分は職人なのか、芸術家なのか。という悩みから開放されます。
次にタイポグラフィの☆ですが、なにやら影の付け方に統一感がありませんよね。
しかもちょっと配置も違います。
ここで気づく人は相当なギークだとは思いますが、実はこれにも意味があります。
「踊る人形」からの想起で☆に暗号を作ってみました。
五角の星を分割して、10個にしています。
そのうえでひし形を黒く塗って5分割にしました。
考え方は単純で、2進数で出来ています。
なので、事実上32文字表現が出来るのですが、アルファベットが26文字のため余りました(爆)
26文字の暗号ってかなり難しいんですよね。因数分解しても2×13にしかならず、例えば小文字をいれて52文字にしても2×2×13とかふざけた因数分解結果となるのです。
なので暫定で諦めました。
いい案が浮かんだらこっそり直します。(アイデア募集)
ただ、一応覆面算的にSORACOMの「O」の部分が共通していることに気づけば、解けるはず。。
で「SORACOM UG」に当てはめるとこの星の影になるわけですね。
これだけで終わるのはエレガントでは無いので、更に細かい小ネタ。
ソラコムのコーポレートカラーが水色(チェレステ)なのですが、あからさまに使うと、ロゴが並んだ時に分かりづらい。ので出来るだけかぶる色は避けて、でもそれっぽく見える配色にしています。
SORACOM Beamを活用されている方には分かるかと思いますが、ポート番号があります。
実際後で中の人に聞いてみるとやっぱりこだわっていて、サービスを想起出来るようなポート指定をしているようです。
ここに出てくるポート番号は18080。プロキシっぽいポート番号に最初のサービスとして1を付けているのですが、これをRGBのカラーコードにすると。。。。
なんとチェレステの影にちょうどいい配色となります。
カラーコード=ポート番号ってハマったときは嬉しかったです。
他にも小ネタはあるのですが、発表時はこれくらいでした。
ここでそれぞれのパターンの発表です。
ロゴ制作する人には分かる話なのですが、ロゴって一個のカラーパターンを作るだけじゃなくって、
ネガ、ポジ、モノクロも用意しておかないといけないんですよね。
それ知らないと締切日に焦るハメになります。
今回は白背景で映えるベースと、濃い背景でも見えるもの、モノクロ印刷でもキレイに見える色の3パターンを用意しました。
それだけだとつまらないので、発表前日になって下記作例を用意しました。
じゃじゃん。
本当はNAGANOを作れって言う話になるかなと思いますが、全国発表の場で長野県に傾聴しすぎるのも微妙なので、
かなり極端な例を作りました。
それっぽいものを予め例示してしまうと、イメージが固定化されて面白い発想が出てきづらくなっちゃうんですよね。
なので振り切ったデザインにしました。
場所もKERAMA。慶良間諸島をイメージしています。
だって沖縄って作ったら沖縄の人が困るので。
SORACOMサービスってSigfoxとかRORAWANもありますけど、SIMカード単品だけで通信するのがやっぱり強みかなと思うんです。
だったら島が一杯あってLoRAの距離では無理そうな場所を選びました。
天球の中身は渡嘉敷島のとかしくビーチです。
自分の惑星を作るっていうのが流行っているので、写真をいい感じに加工して、極座標で曲げていい感じに継ぎ目を加工しました。
ロゴって言ってるのに、まさかの実写が出てくるとか普通思わないですよね。
☆の色はハイビスカスです。
サクッとUFOはシーサーになっています。
ちなみにきちんとレイヤー分けとクリッピングマスクをしているので、天球レイヤーを差し替えるだけで中身のアイデンティティを変更出来ます。
ロゴのタイポグラフィの下に地名などを入れることでいい感じに縦長のバランスが取れるようにしています。
まぁ、この辺はJAWS-UGの各ロゴを見ていただければとは思います。
さらにさらに。これだけだとインパクト少なめだと思ったので、グッズ例を作りました。
SUZURIというサービスを使うとこんなイメージがサクッと出来上がるのでいい感じです。
今回LOGOのライセンス規約をCC4.0のBYのみで、JAWS-UGのように非営利限定をわざと外しています。
別に大人の常識の範囲で使ってもらえれば良いのですが、ワザと非営利を外すことで、
「ロゴを使ったグッズの販売」の敷居を下げています。
グッズってやっぱりお金掛かるじゃないですか。シールならまだしもその他はワンコインで出来るわけでは無いので、やっぱり欲しい人にも原価分位は負担してもらいたいかなと。
ここに「非営利で」っていう制約が付いていると判断に一瞬でも迷いが生じるかもしれないので、聞かれなくても良いようにBY(SORACOM UGという表記)だけしてくれればOKとしています。
ちなみに個人的におすすめはiPhoneのクリアケース。
見事にリンゴが消えます(笑)
白基調でグッズ例を出していますが、スタッフTシャツとか作りたい場合ってやっぱり濃い目のTシャツが欲しいと思うのです。
なので前述のネガ版を作りました。
流石にチェレスタ色のTシャツだとかぶるので(笑)
あとはグッズにして、たとえSORACOMサービスを知らなくても、宇宙が好きなんだな。と伝わるようにしています。
ベビースタイとかふざけてるみたいですが、赤ちゃんがよくこぼす部分というのは、首の周りの横。
あとはスタイって結構くるくる回ってマントみたいになるので、その辺りが汚れても漂白しやすいように白基調でロゴは下げてます。
赤ちゃんの頃からこんな星みたいなデザインのスタイ付けてたらスケールが大きい子に育ってくれそうじゃないですか?
ようやくこれでThankページに着地します。
でも実はもう一つ発表があって、、、
さっきの仮想デスクトップの話覚えていますか?
こんな感じ
□□□□
プレゼン時
□■□□
左に一個余っているんです!
実はこの画面、遠隔操作先でGithub desktopを全画面で表示しておいてあったのです。
最後にそこを見せてプッシュ!
これでその場でライブ公開が達成できました!
わざわざ遠隔を選んだのはネット環境が不安定な場合、画像データのアップに時間が掛かってはまずいということで、
環境が安定している遠隔PCを用意しておりました。
ネットが遅くてもリモートで画面操作位は出来るだろうというリスクヘッジ。
ここまで凝縮して1分7秒オーバーしました。
発表があったらすぐに試してみたいですよね。
ということでQRコードまで載せて置きました。
日本語の漢字がちょっと微妙なのはしょうがないです(´ω`)
最後までお読みいただきありがとうございます!!